「恐怖体験」
2011年6月24日
池田 陽子
先日 久しぶりに恐怖体験をいたしました。
霊感などはまったく無縁、ときたま仕事上のミスで軽く冷汗(笑)
他には車の運転でヒヤッすることがあるぐらいで…
恐怖とは無縁の生活(まあ、それが普通でしょうが)をしておりました。
進んで恐怖に向かっていくことはないので、すっかり忘れていたのでしょうか。
賃貸物件では分譲賃貸などの高層建物もありますので
ご案内の時には「わあ、素敵な眺め~
」と
リビングから感動の景色を見ることができます。
お客様は出られても私がベランダに出ることはそういえばなかったなぁ
廊下部分を歩くときも端っこを歩いていました。必ず。
私、高所恐怖症なのです。
先日、「家族で遊園地なんて有り得ない」らしい年頃の長男を置いて
久しぶりの遊園地に行ってきました♪♪
目一杯楽しんで最後に娘が乗りたがったのが「足ブラ観覧車」↓↓
小四の娘には保護者が同乗しなければならず、帰りの運転に備えて
夫にはしばしの休息をしてもらっていたので、私が、ということです。
中二の娘は「じゃあ、先に一人で乗るね。
」といって、さっさと乗込でしまいました。
その日は屋内にあるスペースシップというジェットコースターが楽しくて、
3回も乗っていたので、ちょっと気が大きくなっていたのかな。
でもこれは、屋内なので高さの感覚がほとんどなく、スピード感がたまらない。
という乗り物。
「足ブラ観覧車も行けるかも!」なんて勘違いもいいところ
観覧車は丸い箱の中で四人乗り、が一般的ですが
2ブースだけある足ブラ観覧車はスキー場のリフトのようなもので
もちろん箱の中ではありません。頭上に雨除けがあるだけです。
ガシンガシンと強固に固定して出発。というのが恐怖を煽ります。
2秒後には、後悔しました。
「止めて~!!
」と叫びたい気持ちを抑えるのも必死!
今や頂上付近にいる長女は一人で大丈夫だろうか?
もし非常事態が起これば隣の末っ子を抱えてどうやって下に降ればいいの?
良くない妄想がぐるぐる回り、
高さを感じないように前方の山だけを凝視しているのも限界。
かたく目をつむり、安全バーをきつく握り締め
「ママ見て~、すごいよ
」と景色を楽しむ娘に
「お願い!話しかけないで!
」と言い放ち
少しでも気を紛らわそうと「なんか歌、歌い続けてくれる?」と発注し
歌いながらリズムを取る娘に「絶対、動かないで!」と小声で言ってるつもりが
なんだか声まで出なくなってきている。
ひたすら耐えて精根尽きはてた頃
「着いたよ」という娘の声。
軽く腰が抜け、指先の血の気は15分くらい戻りませんでした。
「最高に気持ち良かった
」という長女はてっぺんで、
バッグの中からカメラを取り出し、写したらしいです。
その写真がこちらです↓↓
「ママが大丈夫か心配だった」という次女には、申し訳なかったな、と。
夫には、恐怖の一部始終を話した後
「もし、私がまた観覧車とかうっかり乗りそうになったら、絶対に引き止めるの
覚えといてくれる?」
と言って、ようやく安心できた私です。
無事体験終了したから言えますが
非日常感というのはなかなか味わえないもので
なんだかちょっとした「達成感」まであります。
よくやった!! 私!
でも勢いで行動する前に、冷静に判断することも大事なんだよ。私!